思考の整理学 (ちくま文庫)
外山 滋比古筑摩書房
筑摩書房
¥ 546
在庫あり。
この本の言いたいことを一言で表すなら「自分でよく考えろ」ということ。この本を読んで「感動した」とか言うような人は自分でものを考えたことがない人だと思う。普通に人生送っていれば、この本に書いてあるほとんどのことには気づくはずだと思う。
とある魔術の禁書目録(インデックス)〈19〉 (電撃文庫)
鎌池 和馬アスキーメディアワークス
アスキーメディアワークス
¥ 620
通常4~7日以内に発送
番外編含め全てこのシリーズを読んでいます。
<br />
<br />相変わらず登場人物が熱く、全体的に勢いがあること、
<br />また「こうくるか!?」と感じさせるどんでん返しといい
<br />1巻から進化を遂げつつも飽きさせないすばらしい作品です。
<br />
<br />また、今回は直接ストーリーに関係ない(と思っていた)
<br />ショートストーリーをまとめた本(SS、SS2)の登場人物が深く関わっています。
<br />さらにすばらしいところは、SS本で回収していた様々な伏線を
<br />再びストーリーに絡めて大きく膨らませているというところです。
<br />SS本といい、1巻からじっくり読んでいる読者からしてみると、なるほど!と思う場面多数です。
<br />
<br />ですが、少しだけ残念に感じられるのが
<br />ここ数巻「理解不能な現象やら能力」が増えてきているような・・・。
<br />まぁ超能力等、元から理解不能な能力が当たり前に存在する世界を描いているので
<br />問題ないといえば無いのですが・・・。
傷物語 (講談社BOX)
西尾 維新講談社
講談社
¥ 1,365
在庫あり。
「化物語」の後に書かれた物語シリーズ第二談。
<br />時系列的にいうと、「化物語」よりも前のエピソードである。
<br />「化物語」の語部暦のちょっとミステリックな雰囲気の訳が描かれたエピーソード。
<br />
<br />いわば、「化物語」01エピソード。暦バンプ編である。
<br />主人公阿良々木暦が怪異の王バンパイヤ(吸血鬼)に出会った事件が語られています。
<br />
<br />バンパイヤ小説は趣味でかなり収集しているのですが、この話に出てくるアクションシーンはバツグンに
<br />よく出来ているとおもいました。そういえばどこかの評論で、西尾維新さんは、アクション描かせたら定評がある、みたいなことが
<br />書いてありましたっけ。物語シリーズの特徴である、軽妙な会話の掛け合いもでてきましが、こっちのほうは、よりリアルなバトルが
<br />展開します。
<br />
<br />アニメーションにもなっている「化物語」の第一話の冒頭の数カット(130カット前後)はこの物語に登場するエピソードです。
<br />
<br />ここからはネタばれですが。↓
<br />
<br />回復力を行使しながらの攻撃の場面は、他のバンパイヤ作品では見たことがないほどの迫力で読者にせまってきます。
<br />
<br />「化物語」まだ読んでいない方はこちらを先に読んでおくと「化物語」にも登場する、主人公阿良々木暦と羽川翼とのかかわりが
<br />よく理解できるとおもいます。
<br />
<br />軽妙な会話劇はかなりボキャブラリーを刺激され、楽しめました。
<br />
<br />西尾維新は天才かも。です。
<br />
<br />
トワイライトIV 上 (ヴィレッジブックス)
ステファニー ・メイヤーヴィレッジブックス
ヴィレッジブックス
¥ 525
在庫あり。
原作ハードカバーはtwilight,new moon, eclipse, breaking dawnの四部に分かれています。
<br />いままでは順当にtwilight,new moon, eclipsegが、それぞれが上下に分冊されて発刊されました。なので当然予約時、同様にbreaking dawnが上下に分けられて発刊されると思いますよね。けれども、今回発売されたのは、今までの上にあたるものを2冊に分けての発刊です。しかも上巻の薄いことには驚かされました。breaking dawnが2回に分けて発刊されるのは仕方ないと思いますが、それなら一冊にするべきなのでは?二つ合わせての厚さは、第3部までの一冊分です。むりやり分冊したぺらぺらな上巻が500円、馬鹿にされている気がします。
<br />完結を期待して予約して購入した皆さんが不愉快に思われたと思います。
<br />一気読みしたい私としては、この分冊を知っていれば、予約してまで買わなかったかもしれません。
<br />利益を出したいのかもしれませんが、読者を馬鹿にするようなこういう売り方をする出版社の感覚を疑います。
<br />
<br />これを買われる方は、その不愉快さを覚悟してください。
<br />内容的には、よいのですけれどね・・
トワイライトIV 下 (ヴィレッジブックス)
ステファニー ・メイヤーヴィレッジブックス
ヴィレッジブックス
¥ 672
在庫あり。
読者の期待を裏切る出版社の売り方が残念です。<br />2010年の最終章の刊行を待たないと結末がわからないように売られています。<br />文庫で揃えたくて発売を待っていた私からすると作品は好きなのですが金儲けしたい出版社の意図が残念なので、評価低めです。
化物語(上) (講談社BOX)
西尾 維新講談社
講談社
¥ 1,680
在庫あり。
読み始めたきっかけはアニメ版の「化物語」を偶然視聴したことでした。途中から見かけたこともあって、わけがわからない。なのに妙にどこか面白くて印象に残りました。そしてネット上では「戦場ヶ原、蕩れ」なる言葉をよく目にするようになり、「なんだ、これは?」と思ったのが、興味をもったきっかけでした。
<br />
<br /> そして読んでみて、
<br />「これって『萌え』じゃないよね。なんと表現すればいいんだ? そうか、それで『蕩れ』なのか」
<br /> と、これまた妙に納得したのでした。
<br />
<br /> 主人公は男子高校生であり、さまざまな怪異と出会い、そして怪異に巻き込まれた女の子達が、次々と主人公と親しくなっていく。その女の子たちは、ツンデレであったり、委員長タイプであったり、幼女であったり。特にツンデレの女の子と主人公はやがてつきあうようになる…という、表面的なストーリーを追えば、「あぁ、典型的なライトノベルのパターンね」ということになります。なるのですが…
<br />「ん? これって本当にライトノベルなのか?」
<br /> という疑問が抜けません。というよりも、これは
<br />「ライトノベルの記号的世界を下敷きにしつつ、作者の言語世界を巧みに表現した小説」
<br /> と言った方がよいのかもしれません。
<br />
<br /> ライトノベルでは一般にビジュアル的なかっこよさ、面白さ、主人公の超人的能力などが魅力になっていることが多いのですが、この「化物語」はそうではありません。この作品の魅力は
<br />「主人公が、異なる感覚・世界観をもった登場人物と会話することによって炸裂し繰り広げられる、見事にかみ合わない会話の数々、言葉遊び的世界」
<br /> です。登場人物のそれぞれが、それぞれの感覚・世界観をもち、そして主人公とわけのわからない会話を繰り広げていきます。
<br /> そしてだからこそ、一般のライトノベルのように、「主人公が怪異に脅かされている登場人物の女の子達をかっこよく助けてめでたしめでたし」のようにはなりません。怪異の原因は、登場人物たちの嫉妬であったり過去のトラウマであったりするわけですが、主人公にしても、また助言する忍野というキャラクターにしても、直接助けるわけではなく、「登場人物自らが、自分で問題を背負って怪異を解消していく」という形をとります。そこには、登場人物それぞれの過去、考えを尊重するという形が見て取れます。そしてまたそういう解消方法をとるからこそ、その後の主人公と登場人物との関係も、依存的な関係ではなく、登場人物の感覚・世界観がそのまま生かされた会話が成り立つ形になります。
<br />
<br /> この
<br />
<br />「主人公が、異なる感覚・世界観をもった登場人物と会話することによって炸裂し繰り広げられる、見事にかみ合わない会話の数々、言葉遊び的世界」
<br />
<br /> という形式で私が連想したのは、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」でした。子供の頃に「不思議の国のアリス」を読んでも、わけがわからなくて全然面白くなかったのに、今は何か面白い。あの感覚とよく似ているなと感じたのでした。
<br /> ある意味、「化物語」は現代日本の萌え文化、ライトノベル文化の中で、それを下敷きにして生まれた「不思議の国のアリス」なのかもしれません。
<br />
化物語(下) (講談社BOX)
西尾 維新講談社
講談社
¥ 1,575
在庫あり。
会話の面白さが目立つ作品ですが、個人的にはひたぎと暦のとあるシーンが凄く胸にきました<br /><br />ネタバレ防止の為に伏せますが、ひたぎがどれだけ暦のことを好きかがわかる巻でもあります<br /><br />アニメED『君の知らない物語』の歌詞ともリンクしていて原作を読んだ後、曲を聴くのも面白いかも
偽物語(下) (講談社BOX)
西尾 維新講談社
講談社
¥ 1,365
在庫あり。
作者の西尾維新氏は「化物語」のアニメ化記念のインタビューの中で次のような話をされています。
<br />
<br />「ストーリーやキャラクターはある意味細部でしかなく、それよりは活字一文字一文字の方が大事なんです。言葉遊びによって話が変わっていってしまうのですが、それはつまるところ詩とか俳句に近い形なのかもしれません」
<br />
<br /> この言葉を特に実感したのが、この「偽物語」でした。そして「偽物語」と比較すれば「化物語」はまだストーリーがしっかり構成されていたのだなぁ…と思えます。「化物語」をF1レーシングで魅せた超絶ドライビングテクニックに例えるなら、「偽物語」は同じドライバーが市街地だろうが道でないところであろうと構わずに暴走し、けれどそこでもF1と同様の超絶ドライビングテクニックを魅せている…といった感じでしょうか。ストリートなどあってなきがごとき暴走、ではなくてストーリーなどあってなきがごとき暴走(失礼。噛みました)に眉をひそめられる方がおられるかもしれませんが、私はその疾走感を素晴らしいと思いました。
<br />「偽物語」は確かにストーリーとしては「化物語」のすぐ後を書いた物語なのですが、実際には「続・化物語」というよりは「メタ・化物語」というべき内容になっています。なにしろ「化物語」のアニメ化について、暦と真宵が語るというメタぶりまで発揮していまるくらいです。
<br /> 私は俗な凡人なので、もし自分が書いた小説がアニメ化されたら、アニメ化を前提とした続編を書いてしまいそうなのですが、作者はそのあたりを一顧だにしません。「偽物語 下」では、
<br />
<br />「いわゆる『メディアミックスが始まると原作が残念なことになる』法則ですよ」
<br />
<br /> などと平気で真宵に語らせ、さらには
<br />
<br />「アニメ化されることで注目度が上がるからって、阿良々木さんはアナーキーな雑談路線を卒業しようとなさっているんですね。要するにメジャーに魂売っちゃったということですか」
<br />「人聞きの悪いこと言うなや!」
<br />「いいんじゃないですか? 阿良々木さんがそうしたいならそうしてください。お邪魔しちゃって申し訳ありませんでした。ほら、私はもう止めませんからストーリーを進めてくださいよ。伏線にも何にもならない馬鹿馬鹿しい掛け合いなんて、もうしたくないんでしょう? 格調高い創作活動で志高く感動の名作でもお作りあそばせばいいじゃないですか」
<br />
<br /> と暦と真宵が会話する部分は、まさに作者がこの作品のコンセプトをそのまま説明してしまっているところと言ってよいかと思います。
<br /> アニメ化されて行儀がよくなるどころか、ますますアナーキーになっていくこのシリーズ、その疾走感が心地よいです。
偽物語(上) (講談社BOX)
西尾 維新講談社
講談社
¥ 1,365
在庫あり。
趣味で書かれた云々と謳っていますが、
<br />化物語あとがきで仕事=趣味、仕事=趣味としているわけです(一面的には私がそう解釈)。
<br />当然のことながら「金」が目的なのはいうまでもなく、
<br />化物語においてはそれがまだユーモアとして感じられ読んでいて面白く、楽しかった。素直に。
<br />
<br />しかし、この偽物語シリーズはろくに推敲もせずただ書いて発表したとしか思えませんでした。
<br />いや、趣味らしいですけどね。
<br />だったら勝手に書いて適当にネットで公開でもすりゃいいじゃねーかと思うのは
<br />劣化しきった今作を読んだファンの一人として当然の感情で
<br />お前が楽しいだけならそれこそ発表するなよと著者ならびに出版関係者に申し上げたい。
<br />少なからず「笑い」はしたので面白かったという面はあるが、絶対的に「楽しくない」と感じた。
<br />
<br />更に驚いたのは続編を発表するとのこと・・・
<br />もう趣味でもなんでもないよね。